2011/08/21

08.19 "Schale vol.9" at UrBANGUILD, Kyoto -Photo-

TIME PAINTING with floatingroom at "Schale vol.9" UrBANGUILD, Kyoto
w/ floatingroom [music] www.myspace.com/floatingroom
Bun ITO [WarrGuitar, Dub mix], Christopher Fryman [Trumpet, electronics]

Date : 2011.08.19  Photo : Nuffy Andalucía

* * *

PROBLEMATICAの2人からなる、CB-Colony企画のコラボレーションイベント"Schale vol.9"。今回もやはり面白かった!

UrBANGUILDのイベントでは珍しく6組(通常は4組くらいまで)も出演するうえ、各組が様々な分野のコラボレーションであり、さらにそれぞれが凝ったセッティングをするものだから、どう考えても大変である。あれだけの人数を毎回まとめているCB-Colonyの2人はエライ!(そんな言葉でまとめたくなかったが、純粋にエライなぁと思ってしまったので、仕方ない。)

たくさんのミュージシャン、パフォーマー、アーティストが出演するイベントは、当たり前だが、たくさんのミュージシャン、パフォーマー、アーティストが集う。今回も、久しぶりに顔を合わせる人、ずっと会ってみたかった人、よく会う人、よく顔は見かけるんだけどなんとなく話したことはなかった人など、交流の場としても"Schale"の機能を果たしていたように思う。

そんな中で言うと、「UrBANGUILDでこのところ何かとよく顔を合わせる人」である、某ダンサーとの会話の中で出てきた言葉がすごく印象に残った。


「ステージにあがるときは刃物一本、携えて挑む覚悟」


出番の後で、気もゆるみ、特に僕はお酒も飲んでいたので、 正確な彼の言葉/ニュアンスと一致していないかもしれない。日頃からぼんやりと感じていたダンサーの「感覚」についての問いかけに、彼はこう答えてくれた。

いまこの場で、その会話を再現する気もないし、僕や彼のダンスに対する考えを述べたり、比べたり、考え直したりするつもりも無いので、読んでくれた皆さんにとっては中途半端な結末となってしまい申し訳ない。でも、僕にとっては、聞いてはいけない「生の声」を聞いてしまったようでひどく興奮しました。

実際その言葉が示す「姿勢」の部分は、数十分前に僕の目の前で踊り始めた彼のダンスを見ていればすぐに分かることなんだけれど、言葉として確認がとれたこと、僕自身もそうなんじゃないかと実は薄々感じていたこと、自分とは真逆なのではないかと思っているダンサーの感覚を知りたい欲求など、様々な要因によってすごく新鮮な言葉として脳みそに響いた。

それで、僕の問いかけが、ひどくマヌケなものになってしまった。

全然分野は違うし、やっていることも違うはずなのに、同じ感覚を共有でき、そのまま隠さない言葉にしてくれる大先輩が近くにいてくれて、すごく幸せです。自分はまだまだもっと先にいかなくちゃいけないと思う、漠然と。

"HAPPY BIRTHDAY!! Mariya Takechiyo & Christopher Fryman" Date : 2011.08.19 Photo : Nuffy